TITLE:【Book】新刊 草の竪琴(村上春樹 訳)
新刊です。孤独な少年コリンと、壁から床までピンク色の部屋に住んでいた無垢な老女ドリーの、ツリー・ハウスをイメージしてレインツリーをピンクに塗ってみた。
装画:山本容子
草の竪琴
トルーマン・カポーティ 著 、村上春樹 訳、山本容子 装画
2025/06/26 新潮社
2,695円(税込)
https://www.shinchosha.co.jp/book/501410/
新刊です。孤独な少年コリンと、壁から床までピンク色の部屋に住んでいた無垢な老女ドリーの、ツリー・ハウスをイメージしてレインツリーをピンクに塗ってみた。
装画:山本容子
草の竪琴
トルーマン・カポーティ 著 、村上春樹 訳、山本容子 装画
2025/06/26 新潮社
2,695円(税込)
https://www.shinchosha.co.jp/book/501410/
2005年2月23日に山の上ホテルで、河合隼雄さんの対談相手をした。河合さんは初対面の私をながめつつ、ホーッ、それで?ソウ、それから?と合いづちを打って下さった。そのリズムにのり、どんどん子供だった頃の思い出がずるずると出てきたことに驚いていた。
対談後談としてこんな文章を下さった。書き出しを伝えたい。
びっくりのなかに個性が輝いている人 河合隼雄
驚きのない人生というのは、実につまらないと思う。山本さんの人生は「びっくり」に満ちている。そして、ひとつひとつのびっくりのなかに山本さんの個性が輝いているのだ。びっくりのなかから個性が生まれ、個性がびっくりを生み出している。
今もずっとこの調子で生きている。そして今も胸に抱きしめている宝物の言葉です。
山本容子
対談集あなたが子どもだったころ[完全版] 河合隼雄
発行:中央公論新社
発売:2024年7月22日
定価:1,100円+税
おこちゃん
著:山本容子
発行:小学館
発売:1996年2月9日
『レストラン「ル ゴロワ」のレシピから 季節のごはんと暮らし方』という待望の本が誕生しました。
1997年、「ル ゴロワ」というフレンチレストランが、表参道の裏通りに開店した時からお世話になっていました。徒歩百歩くらいの場所にアトリエを借りている時期で、私の犬のルーカスが、散歩の時マダムに水をもらったり、夕食時にはスープをとった後の牛の骨をシェフからいただいたり、もちろん私の胃袋のお世話もしてもらっていました。ご近所つきあいがはじまったのです。
13坪の小さなレストランには、カウンター12席、窓側にテーブル一卓がありました。いつも満席の「パリのごはん屋さん」のように、常連で大賑わいの旨い店。店に入るとマダムの敬子さんの笑顔で出迎えをうけ、カウンターの中からは忙しいシェフが鍋をいくつも動かしながらペコンとおじぎをしてくれました。はじめてカウンターの隅に座った時、右横の壁にペンのキズを見つけた私は、そのペンの続きが描きたくなって犬のルーカスの落書きをしたのが、お二人と親しくなるきっかけでした。
犬のルーカスを連れてシェフの「特製ル ゴロワ風サラダ」をワインと共に注文し、パティシエでもあるマダムの「グレープフルーツプリン」で締める日常飯の、胃袋も心もあたたまる夕食は疲れをふきとばしてくれたのでした。
思い出がありすぎるので、続きはまた書かせて下さい。
山本容子
『レストラン「ル ゴロワ」のレシピから 季節のごはんと暮らし方』
朝日新聞出版 1,500円(税別)
待望の新作絵本が完成しました。
1920年代の同名ポピュラーソングに触発されて、山本容子が初めてオリジナル・ストーリーをてがけた絵本「チューリップ畑をつまさきで」が10月10日に刊行されます。チューリップの女の子カオリとバナナのふたりが世界を旅する物語です。
©Yoko Yamamoto
あらすじ
カオリとバナナはチューリップのキューコンの女の子。きれいな花をさかせることを夢みていたのですが、秋の夜、空からあらわれたキューコンチョーにさらわれてしまいます。海をわたるとちゅうでキューコンチョーからおちたバナナはジャワ島にたどりつき、カオリはトルコの宮殿にはこばれてしまいました。
2017年6月30日発行 『ユリシーズ航海記『ユリシーズ』を読むための本』柳瀬尚紀著(河出書房新社¥3200+税)
昨年7月、ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀さんが逝去されました。亡くなる直前まで、ジョイスの最高傑作『ユリシーズ』の完訳を目指して翻訳中でした。そんな天才翻訳家が遺した『ユリシーズ』に関する文章と、『ユリシーズ1-12』に収録していない試訳を集成した『ユリシーズ航海記 『ユリシーズ』を読むための本』が刊行となりました。第12章の発犬伝をはじめ、ジョイスが仕掛けた謎を精緻に読み解き、正解の翻訳を追求した航跡を一冊に集めた、まさに航海記です。 (河出書房新社 WEB河出より抜粋)
装画(表紙・扉):山本容子
20世紀最高の小説を、最善手の翻訳を模索しつづけた奇跡の翻訳者柳瀬尚紀先生が挑んだ世界文学の最高峰。『ユリシーズ1-12』ジェイムス・ジョイス著/柳瀬尚紀翻訳(河出書房新社¥4,860 2016年12月)刊行。
挿画12点:山本容子
2016年10月26日発売 『病気を描くシェイクスピア』 堀田饒/著 描き下ろし挿画/山本容子 (ホーム社 本体3,800円+税)
没後400年。いま、シェイクスピアに新たな顔が・・・・
シェイクスピアは病気オタクだった?
巻末付録
著者秘蔵、コレクター垂涎のシェイクスピア関連の切手194点をオールカラーで収載!
第一線の医学者にして大のシェイクスピア通である著者が、シェイクスピア作品に登場するさまざまな病気をピックアップして、ルネサンス期の英国の医療と生活事情を描いた、画期的な医療文化史。
集英社エクラ2017年1月号(2016年12月1日発売)
エクラプレミアム通販
山本容子「アート・イン・ホスピタル」作品を身近に“心安らぐ歌”の銅版画
エクラプレミアム通販では、山本が近年取り組んでいる「アート・イン・ホスピタル」のもととなった「歌」がテーマの3つの銅版画を特集。誰の心にも優しく届くアートの力で、あなたの日常にも安らぎのひとときを。
『フランスの子守歌』 銅版画、手彩色 ¥18,000(税抜)
『鳥の歌2-green』 銅版画、手彩色 ¥132,50(税抜)
『星めぐりの歌-宮澤賢治』 銅版画、手彩色 ¥12,90(税抜)
1月号特別付録カレンダー『グリム童話』掲載作品もWEBで購入できます!
30㎝×40㎝のナチュラルウッドのシンプルな額装でお届けします。
詳細はエクラプレミアムで検索http://flagshop.jp/eclat/
集英社エクラ2017年1月号(2016年12月1日発売)
毎年恒例のエクラ特別付録山本容子オリジナルカレンダー。今年のテーマは「グリム童話」グリム童話集13点の作品をお楽しみください!
山本容子「アート・イン・ホスピタル」 ステンドグラスの癒しの光
埼玉県立小児医療センター霊安室 「星めぐりの歌」
撮影:荒木大甫
近年、山本が力を注いでいるアート・イン・ホスピタルの最新作記事が掲載されています。
2016年1月4日発売『婦人公論』(中央公論新社)「祝!100周年』特集
「私と婦人公論」インタビュー
1991年1月号~1998年3月号にて7年間にわたり表紙画を担当。制作についての思いでや、今、女性たちに伝えたいメッセージなどをお話ししています。