9 『ものしりカカオ王子』


©️Yoko Yamamoto


やしの実のまねをして南の島に流れついたバナナは、こざるのセンとダンスに夢中。
ずいぶんと上手になった頃、バナナはキューコンチョーから海におっこちたことを思い出しました。
キューコンチョーは、トルコまでヒトットビーってないていました。
カオリはトルコにいったのかしら。トルコってとおいところ?
とセンに聞くと、ものしりのカカオ王子のところにつれていってくれました。

南の島はカカオ王国でした。
あいさつをすると、王子はバナナという名前を聞いて、
カカオ王国は、バナナの木がつくるこかげに守られているので、
カカオがおいしくそだつことを教えてくれました。
だからカカオはチョコレートになれるのです。
チョコレートはカオリの大好物、バナナはカオリに会いたくなりました。
すると王子はカカオをはこぶトルコゆきの船にバナナをのせてくれたのです。さて出航!

バナナとカカオとトルコとカオリが結びつきました。
このようなアリスの連想ゲームは大好きです。