TITLE:【Exhibition】プラテーロとわたしたち
June 19.2023
プラテーロとわたしたち
夏の陽射しに包まれた京丹後の和久傳の森は、緑一色の大地と森。キラキラ輝く海、青空には白い雲が浮かび、まるでプラテーロの故郷のスペインのモゲールの丘のようでした。
午後2時からはじまった「プラテーロとわたし」のコンサートは展覧会場の床や階段が座席です。2階の手すりからも来場者が顔をのぞかせていて、牧歌的な音楽空間となり、2階の壁面にずらりと並ぶ私の版画が皆さんを取り囲みながら、大萩康司さんのギター、波多野睦美さんの朗読と歌を聴いているように思えました。ギターはまるでプラテーロであるかのように音を表現します。ゆっくりと歩き、立ち止まり、いななき、熱い息を吹きかけてきます。
午後2時からはじまった「プラテーロとわたし」のコンサートは展覧会場の床や階段が座席です。2階の手すりからも来場者が顔をのぞかせていて、牧歌的な音楽空間となり、2階の壁面にずらりと並ぶ私の版画が皆さんを取り囲みながら、大萩康司さんのギター、波多野睦美さんの朗読と歌を聴いているように思えました。ギターはまるでプラテーロであるかのように音を表現します。ゆっくりと歩き、立ち止まり、いななき、熱い息を吹きかけてきます。
また海風として鳴り、樹々を揺らし、子守唄を奏でる。その音に乗って詩の朗読が叙情的に語りかけてきます。ラストは一粒の涙となってこぼれ落ちました。
外の白熱に対する内の陰影、「プラテーロとわたし」を制作している時に感じていた気持ちそのままが音楽になっていました。「詩と音楽と絵」の三位一体。
皆様ご来場下さりありがとうございました。
山本容子 2023.6.18
■展覧会情報
特別展 山本容子銅版画展 詩画集 プラテーロとわたし
日時:2023年6月7日(水)~9月4日(月)
時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:火曜日(祝祭日の場合は翌日休館)
入館料:一般1,000円 中高生600円 小学生400円
会場:森の中の家 安野光雅館
場所:京都府京丹後市久美浜町谷764 和久傳ノ森 (TEL/FAX 0772-84-9901)
Category: Exhibition
Posted by: lucas