23 『回復』


©Yoko Yamamoto

インティメイトな時は「冷たく 同時に暖かく 永遠の輝きに満ちている」
ヒメネスは「療養の部屋の中」でクリスマスの夜の通りの音を聞いている。
そして想像をする。
「栗を焼く煙と 厩から立ち上る湯気 平和な暖炉の息づかいに包まれている町」を。
プラテーロの鳴き声を遠くに感じながら、思い浮かべては感動する。親密な時を。