13 『チューリップと王様』


©️Yoko Yamamoto


まずは「チューリップと王様」という物語を読んでください。
絵の中ではラーレが朗読してくれたことになっています。
子供の頃、叔母のヒザに頭をのせて、絵本をしっかりと持ち
「むかし、むかし」と叔母が読んでくれる物語が大好きでした。
叔母の声はだんだん物語の中のヒトやドウブツの声になっていきました。
大好きな場面は良く覚えているのに、
何度も同じ本を座布団と共に叔母に持っていったと母から聞きました。

カオリとバナナはキューコンのときから歩けましたね。
このページでは「歩けるチューリップの秘密」と
「王様はなぜさみしい顔をしていたのか」の理由を書いています。
昔、河合隼雄さんと絵本をテーマに対談したことがありました。
河合さんは、私の描いた「おこちゃん」という絵本を持って講演をして下さったそうです。
それはなぜか。河合さんは私の子供の頃の
「ヒミツをあかすエネルギー」が大好きだったからだとおしえてくださいました。