とびたつとき

「池田満寿夫とデモクラートの作家」展の巡回展が、宇都宮美術館にて開催中です。

私が生まれた1952年位から、日本に銅版画や石版画の技法を使った作品が多数誕生してきました。それまでは版画といえば木版画が主流でした。

私の恩師だった吉原英雄さんは、石版画の技法を印刷屋さんから学び、その技術を磨いて作品を作りました。

友人だった池田満寿夫さんは、銅版画で即興的な線を使った作品を発表しました。そして二人共国際展で活躍するスターになったのでした。この二人の作家とその後出会ったことが、私の原動力になっています。

1950-1966年頃までの、当時世界を席巻した日本の版画と出会って下さい。詩を読むように、見て、画面を歌うように味わいましょう。

 

山本容子

 

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【とびたつとき 池田満寿夫とデモクラートの作家】

会場:宇都宮美術館
会期:2023年04月30日(日)~2023年06月18日(日)
時間:9時30分〜17時(入場は16時30分まで)
休館日:月曜日(5/1, 5/8, 5/15, 5/22, 5/29, 6/5, 6/12)
観覧料:一般 1000(800)円、大学生 800(640)円、小学生・中学生600円(480円)

※( )内は20名以上の団体料金

※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料

※宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。宮っ子の誓いカードまたは学生証を要提示

※毎月第3日曜日(5月21日、6月18日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含む家族で来館の場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料となります

 

■講演会「版画をはじめたころの思い出」 山本容子(銅版画家)

日時 : 5月28日(日)14時から3時30分(開場は13時30分)

宇都宮美術館 講義室にて。展覧会チケットをお求めください。先着150名。

 

http://u-moa.jp/exhibition/exhibition2.html

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池田満寿夫《タエコの朝食》1963年 ドライポイント、ルーレット、エッチング 広島市現代美術館蔵