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03月の記事一覧

TITLE:【Exhibition】「Au Passage 4人の個展 - 競馬場のパサージュにて」常設展示

March 25.2024

お知らせです。

 

「Au Passage 4人の個展 - 競馬場のパサージュにて」常設展示

 

京都競馬場のグランドオープンと、京都市立芸術大学の移転を記念して2023年11月に実施された美術展「Au Passage 4人の個展 - 競馬場のパサージュにて」の中から一部の作品を再構成して展示します。

会期:2024年4月以降の競馬開催日(通常土日、平日は観覧不可)

会場:JRA京都競馬場 ステーションサイド3階展示コーナー(京都市伏見区葭島渡場島町 32)

入場料:京都競馬場への入場料(詳細 HP)

 

 

嬉しいことに再展示されることになりました。

京都競馬場は美しい場所です。入場料は安いです。

是非、行楽のスケジュールに入れて下さいね。

今回は、昨年の秋の反対側の視点として、鏡の中を正体としました。

山本容子

Category: Exhibition
Posted by: lucas

TITLE:【Others】山本容子の平安の姫君たちシリーズをSHOPにアップしました!

March 01.2024

雛まつり

 

今年の桃の節句には、「とりかえばや物語」のお雛さまを飾ります。

昨日、友人からこんなメールが届き、あわてて「平安の姫君たち」を作品ケースから取り出した。

「源氏物語」が一千年紀を迎えた2008年、私は5人の姫君たちのポートレートを銅版画にした。その中に「とりかえばや物語」の男性的で活発な姫君と、女性的で内省的な若君を男装させ女装させてお雛さまにしたことがあった。

物語ではこのような姿で生きてゆく二人の日々の展開がまず楽しい。「とりかえばや」ーとりかえられたらよいのに というのは二人の父君が、彼らを見ていてつぶやいた嘆きだが、今もよくつぶやかれているようにも思う。無邪気に。

現代語訳をされた田辺聖子さんは「戦前にはこの物語を読むことが出来なかった」とあとがきの冒頭に書かれている。そして、「まずこのテキストは、世間になかった」こと、「たとえあっても当時の読み手が拒否反応をおこしたのではないか」と続けられていて、古典は時代によって読者の感じ方が異なるというおもしろさを伝えてくれた。

では今年、すでに本になっている、この奇想天外といわれた物語を、読んでみるのはいかがでしょうか。

山本容子

「山本容子の姫君たち himegimi@heian」

講談社 2009

 

Category: Exhibition
Posted by: lucas



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