12 『子守娘』


©Yoko Yamamoto

「五月の時はきらめき揺れる」これは波多野さんの訳した言葉。
耳に届くのは「牧草地で動物たちが鳴き交わす声 海からの風がさんざめく音 ユーカリの茂みのざわめき」
こんな中、炭焼き小屋の娘が子守歌を歌う。
大萩康司さんのギターは風の音をかき鳴らす。
CDを聴きながら、眼をつぶってほしい。