21 『十一月の田園詩』


©Yoko Yamamoto

たそがれ時、プラテーロは背に松の枝をふわりと積んで野原から戻ってくる。
「規則正しい歩調」「繊細で軽やかな歩調」「謙虚で穏やかなロバ」の神聖な姿を描く。

左のプラテーロ
切り抜き銅版の四つの足の凸凹したカタチで歩調を表現してみる。

右のプラテーロ
額から鼻先へ続くラインが地面へと続いてゆく。
張子人形の首の運動を思い出して、穏やかさを持ったラインで
包まれるプラテーロを描いてみた。