8ヶ月間の展覧会が終了しました。村上春樹ライブラリーに、秋・冬・春、そして夏の予感のする今まで通った道は、目的地が大学構内ということもあり、毎回若返るような気持ちで歩いていました。

到着すると私の昔の姿に出会います。27歳でカポーティの作品を読みながら何を考えていたのだろう?どうしてこんなモノ描いたのか。記憶をたどっては楽しんでいました。

村上春樹ライブラリーは素晴らしい場所です。海外からの来場者で、いつも生き生きとしていながら、それぞれの世界に籠ることができて静かです。

この展覧会場では、子どもたちとも対話ができました。

古くから作品を観続けてくれた遠方からの人達とも時代を越えて話がはずみました。初めて会った外国の方と写真を撮りながら、お互いの緊張が友情に変化するような気分を味わいました。

とても新鮮な気持ちで敬虔でいられました。

この機会を私に運んで下さった皆様に感謝します。そして道をまだ歩いてゆきたい。未知と出会いたいです。

2025.5.28 山本容子

 


お世話になった早稲田大学国際文学館のスタッフの方々と。