LUCAS MUSEUM|山本容子美術館 

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TITLE:【Gallery】Let's go to my gallery 〜チューリップ畑をつまさきで〜

August 20.2020


10 『トルコのさみしい王様』


©️Yoko Yamamoto


トルコの宮殿は天井が高いので、カオリは昼はキューコンチョーに乗って見物。
夜はキューコンチョーがベッドです。さみしくなんかないと強がっています。
そんな中、さみしそうな顔をした王様の肖像画をみつけました。
王様のターバンはチューリップのお花みたい。
王様の椅子もチューリップの模様だと気がつきました。
チューリップが大好きだったのかしら?でもどうしてさみしい顔をしているの?
とカオリは王様にささやきかけました。

トルコのチューリップのことを調べていたら、
オスマン帝国の歴代君主の肖像画をみつけました。
13Cの第1代オスマン1世から、18Cのマフムト2世までの30代にわたり、
王様は白い立派なターバンを戴冠した姿で描かれています。
ターバンを、白いチューリップが赤いチューリップを抱いた姿だと考えたとたん、
物語がまた動きだしました。

肖像画の中で15Cの第7代メフメト2世は、
コンスタンティノープル(イスタンブール)を攻略して
ビザンツ帝国(東ローマ帝国)を滅ぼしてオスマン帝国を広げたことで有名ですが、
彼も同じターバンを頭にのせて、手には小さなバラの花を持ち、その香りをかいでいます。
りりしい顔をしていますが、瞳には哀愁が感じられました。
で、王様とチューリップの関係を想像してみたくなりました。
モデルは第11代セリム2世です。やさしくてさみしそうな顔の秘密とは?

Category: Gallery
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TITLE:【Others】読売新聞 夕刊 「たしなみ」挿画

August 18.2020

2012年4月から読売新聞夕刊の隔週火曜日に、現代の人間関係のありようや世相を考えるエッセーを集めた「たしなみ」のコーナーの挿画を制作しています。

2020年8月からの作者は星野博美さん(作家・写真家)、恩田侑布子さん(俳人)のお二人です。9年目に入った連載を引き続きお楽しみください。


©Yoko Yamamoto

読売新聞夕刊「たしなみ」挿画、2020年8月18日のテーマは「植物のマナー」星野博美さんです。

Category: Others
Posted by: lucas

TITLE:【Gallery】Let's go to my gallery 〜チューリップ畑をつまさきで〜

August 16.2020


9 『ものしりカカオ王子』


©️Yoko Yamamoto


やしの実のまねをして南の島に流れついたバナナは、こざるのセンとダンスに夢中。
ずいぶんと上手になった頃、バナナはキューコンチョーから海におっこちたことを思い出しました。
キューコンチョーは、トルコまでヒトットビーってないていました。
カオリはトルコにいったのかしら。トルコってとおいところ?
とセンに聞くと、ものしりのカカオ王子のところにつれていってくれました。

南の島はカカオ王国でした。
あいさつをすると、王子はバナナという名前を聞いて、
カカオ王国は、バナナの木がつくるこかげに守られているので、
カカオがおいしくそだつことを教えてくれました。
だからカカオはチョコレートになれるのです。
チョコレートはカオリの大好物、バナナはカオリに会いたくなりました。
すると王子はカカオをはこぶトルコゆきの船にバナナをのせてくれたのです。さて出航!

バナナとカカオとトルコとカオリが結びつきました。
このようなアリスの連想ゲームは大好きです。

Category: Gallery
Posted by: lucas

TITLE:【Gallery】Let's go to my gallery 〜チューリップ畑をつまさきで〜

August 13.2020


8 『カオリとトルコのタイル』


©️Yoko Yamamoto


キューコンチョーはトルコまでヒトットビ。
カオリをトルコの宮殿の中庭におろしました。
キューコンチョーがそっと頭を下げると、
ターバンがくるくるとほどけてジュータンの道になりました。
冬なので庭はさみしそうでしたが、宮殿の中はタイルに描かれたチューリップの絵で満たされていました。
カオリはタイルに描かれたチューリップの中に白いチューリップを見つけ、妖精のシンシアだと感じ、
赤いチューリップは森に春をつれてくるチューリップの女王ラーレだと思うと、不思議な気持ちになったのです。
そして、ラーレとはトルコ語でチューリップという言葉だと知りました。

私も10年前にトルコのイスタンブールでたくさんのチューリップ模様を見つけた時、
なぜか神聖な気分になったことが、この物語の入り口になりました。
特にブルーモスクの礼拝堂の2階には、女性専用の部屋があり、
壁全体が様々なチューリップ柄のタイルで埋めつくされて圧倒されました。
宮殿のモデルはもちろんトプカプ宮殿です。

Category: Gallery
Posted by: lucas

TITLE:【Gallery】Let's go to my gallery 〜チューリップ畑をつまさきで〜

August 09.2020


7 『バナナとこざるのセン』


©️Yoko Yamamoto


バナナの木に登り、バナナちゃんを見つけたのはこざるのセン。
バナナセンボンタベタイヨーがモットーです。
センのモデルは友人の小説家石田千さんです。
手足と首の長いヒョロリとした身体が彼女の特徴。
また勝手にイメージを使いました。

南の島での楽しい生活は、言葉の通じない世界が必要。
友だちとの身振り手振りの問答を描くことで、
バナナちゃんのまずの不安は消えますね。

バナナの房を腰にぐるりとまいて踊るこざるのセンは、
1990年に版画にした黒人ダンサー、ジョセフィン・ベイカーがモデルです。
アメリカ出身のジャズ歌手・女優のベイカーは、
1925年からフランスでチャールストンを踊りました。
腰にバナナをぐるりとまいただけの姿で、黒いヴィーナスと呼ばれていました。
詩人ボードレールと小説家ヘミングウェイが、
ありのままの姿の彼女に熱狂したそうです。美の女神だったのですね。

こざるのセンは、エレガントに描きました。
バナナは、ナンボン食べたのかしら?

Category: Gallery
Posted by: lucas

TITLE:【Gallery】Let's go to my gallery 〜チューリップ畑をつまさきで〜

August 06.2020


6 『海とジャワ島』


©️Yoko Yamamoto


キューコンチョーのターバンの中で目を覚ましたカオリとバナナ。
そっとターバンのすみっこをあけました。
そのとき突風が吹いて、バナナは海に落下。
カオリはターバンにしがみついていました。
キューコンチョーはキューコーカしましたが、見つけられずに、
かなしい声で「トルコまでひとっとびー」と鳴いて飛び去りました。
バナナはキューコンですから、プカプカ水に浮かび、南の島に流れついたのです。

このシーンを思い浮かべ、描きながら
島崎藤村の詩、「椰子の実」を歌っておりました。
「名も知らぬ遠き島より流れ寄る 椰子の実一つ……いずれの日にか故国(くに)に帰らん」

バナナを見つけたのは、バナナの木の上のこざるでした。
バナナはキューコンの名前ですが、南の島の看板でもあります。
相性が良さそうです。

Category: Gallery
Posted by: lucas

TITLE:【Others】読売新聞 夕刊 「たしなみ」挿画

August 04.2020

2012年4月から読売新聞夕刊の隔週火曜日に、現代の人間関係のありようや世相を考えるエッセーを集めた「たしなみ」のコーナーの挿画を制作しています。

2020年8月からの作者は星野博美さん(作家・写真家)、恩田侑布子さん(俳人)のお二人です。9年目に入った連載を引き続きお楽しみください。


©Yoko Yamamoto

読売新聞夕刊「たしなみ」挿画、2020年8月4日のテーマは「トノサマと暮らすマナー」恩田侑布子さんです。

Category: Exhibition
Posted by: lucas

TITLE:【Gallery】Let's go to my gallery 〜チューリップ畑をつまさきで〜

August 02.2020


5 『秋の森−キューコンチョー』


©️Yoko Yamamoto


地味な球根の少女二人の物語がはじまります。

土の中に眠る球根に旅をさせたいと思い、キューコンチョー(球根鳥)という架空の鳥を登場させました。
「はじめに」に書いたように、まずは、「チューリップ畑をつまさきで」というジャズの音符絵を描きましたが、
その時イメージしていたのは、「オランダの風車とチューリップ」の風景写真のような、
子供の頃に庭に咲いていたチューリップでした。

が、いつも通っている美容室で、白くて長い可憐なチューリップが一輪挿しで咲いていたのです。
シンシアというチューリップだと聞いて、調べました。ら、トルコ原産のチューリップの原種だとわかり、
物語が動きだしたのでした。

チューリップのキューコンをふるさとのトルコまで連れていかなくてはと思いました。
だから二人を運ぶキューコンチョーにはトルコ風のターバンを巻いたのでした。

Category: Gallery
Posted by: lucas

TITLE:【Gallery】Let's go to my gallery 〜チューリップ畑をつまさきで〜

July 30.2020


4 『夏の森ーカオリとバナナ』


©️Yoko Yamamoto


夏を迎えた森は、深い緑色におおわれます。
チューリップの花は咲きおわったのですが、この時土の中では、
来年咲くチューリップの球根の子供たちが育ってゆくのです。

主人公のふたりの女の子の球根を登場させました。
球根の性格を考えて、左側がシンシア種のカオリ。
友人の江國香織さんの名前をつけました。勝手にですが。
雪のように白いチューリップになりたいカオリです。

右側はラーレと同種の黄色いチューリップのバナナ。
友人のよしもとばななさんの名前をいただきました。ことわりもなく。
南の島の話を書いていらしたので、カオリと対称的な性格が出てくるのではと思ったのです。
このネーミングは初夢の中のことでした。

木の上には鳥のTUGUMI!冷たいチョコレートが好物のカオリと、ヨガをするバナナ。
地味な球根ですが、名前をつけたとたん二人のチューリップの少女の話が動きだしました。

Category: Gallery
Posted by: lucas

TITLE:【Gallery】Let's go to my gallery 〜チューリップ畑をつまさきで〜

July 26.2020


3 『春の森ー女王のラーレ』


©️Yoko Yamamoto


今年も森に春が来ました。
雪解け。その水分を吸った球根は、光を浴びて土から芽が生えるのです。
太陽になっているのは、チューリップの女王のラーレ。
ラーレとは、赤い花という意味です。

「この森のチューリップは歩けます」なぜでしょう。ここが物語のポイントです。
ひみつを探ってゆきましょう。
森の中の馬、猫、犬は、実際森の中に住んでいる友人の飼っている動物です。
この家で真白の世界が消え、春の森に移りゆく時間を体験しました。
力強い生命の誕生のシーンです。

Category: Gallery
Posted by: lucas
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